コラム

【転勤制度】のある会社のメリット・デメリットを徹底解説

こんにちはmasuです。

従業員として会社で雇用されると、【総合職】と【地方職】との採用で大きく形態が違うと思います。

グローバル社員とエリア社員といった方が馴染みがあるでしょうか?

・グローバル社員=転勤あり

・エリア社員=転勤なし

大きくはこんな認識でいいと思います。

では、グローバル社員とエリア社員では、

どのような処遇の違いがあるのでしょうか?

 

また、どちらを選んだ方が良いのか?詳しく解説致します。

どちらにもメリット・デメリットがあり人によってその価値が変わってきます。

 

私自身も5年前にエリア社員からグローバル社員に変更して、

転勤も経験しています。現在はグローバル社員のまま地元に戻って現場監督をしております。

地元に戻れたのは、とてもラッキーなケースかもしれません。

 

人によっては、一生転勤続きの人生を歩む人もいると思います。

人の幸せはそれぞれですが、限りある人生を楽しく過ごすために良い選択をしていきたいものです。

では具体的な事例を交えつつ解説したいと思います。

 

グローバル社員を選んだ場合のメリットとデメリット

 

基本給与に違いがある

総合職である分、基本給与にもエリア社員と差が生じる場合がほとんどです。

定年まで見据えた場合、よく考えるとこの基本給与の差は、ボディブローのようにじわじわと効いてきます。

定年まじかではものすごい差になってきます。

特に差がつく大きなものは、

退職金です。

多くの会社は、この基本給与をもとに退職金を計算して行きます。

ずーっとグローバル社員である人と、定年までエリア社員の人では、給与面で大きく差ができるのがほとんどで、

基本給を元に計算される退職金にはこの差がものすごく影響します。

ですので、退職金の差が最終的に何百万のひらきが出てくるのは、すごく当たり前の話です。

 

ほぼ同じ仕事をしているにも関わらず、給与面で大きな差が発生する。

不公平な感じもしますが、グローバル社員は明日転勤の命令が出るかもしれませんので、

それをリスクと取るのか、金額面でのメリットを取るのか?

考え方は人それぞれで、何に重きを置いているかによって判断できると思います。

 

転勤があるか無いか

グローバル社員であれば、新入社員で入社して自分の希望に関係なく、いきなり地方に配属されることもよくあります。

ここで自分の希望と違う地方に配属になった場合、結構な絶望感を味わうことがあります。

友達も家族もいない見果てぬ地域で、ひとりで生きていく・・

コミュ障であれば、引きこもる確率も相当高くなりそうですね。

 

ホームシックになるのは当たり前で、地元から近くに地域であればすぐ帰省もできるのでしょうが、

遥か彼方の地域では簡単に帰省できませんし、一人暮らしであれば帰省費用まで出る会社も稀です。

 

冠婚葬祭も年代によっては数多くなりますが、出費を考えると出席することすら悩んでしまうことになってしまいます。

一方でエリア社員は、転勤がありませんので、地方で安心して仕事ができます。

家族や何かあった場合でもすぐ駆け付けができますし、冠婚葬祭も予定がつきやすいです。

親の介護が必要だったり、まだ子供が小さく家を空けるのが心配な方はエリア勤務の選択が良いと思います。

 

転勤手当の相場は?

グローバル社員は会社が契約したマンションなどで生活して仕事をします。

転勤手当の相場は、5万~10万程度が多いです。

ですが、この中から光熱費も自分で払う場合がほとんどですので、

自宅と転勤先の2重生活になる場合、生活費も相当厳しくなることが多いです。

 

総合職とは「出来る社員」のイメージもありますが、実際には生活するにも目一杯の方がほとんどで、

学生のお子さんがいる場合は生活費はそちらに注ぎ込まれますので、

生活が苦しくなるのは、当たり前の話です。

 

 

合わせて読んで欲しい記事はコチラ:現場監督あるある50選まとめ

 

そもそも転勤は会社員にとって幸せなことなのか?

3~5年度ごとに次の事業所に転勤して、そこでまた仕事をして、また次の職場へ。

様々な地方の経験や業務スキルの積み重ねで、個人の業績や経験値は上がるでしょうが、

果たしてそれは、幸せなことなのかをよく考えなければなりません。

 

家族を家に残して転勤する場合、一ヶ月に一度帰ったとしても、

12回しか家族と会えません。小さい子供がいる場合は、その成長も早いですので、

小さい頃は出来るだけ家族一緒にいた方が豊かな人生にとって必要材料です。

一方でエリア社員はいつでも家族と一緒に居られますが、

冒険的な仕事は期待できません。

現在は働き方改革で、首都圏で働くことと意味、地方で働くことの意味の境界線が無くなりつつあります。

とは言っても、給与面の差は地方と都市では未だに差があるのは、

致し方ないことで完全に解消するのはまだまだ先のようです。

 

地方で安くても安定的な仕事を取るのか?

都市で冒険的な仕事をもとめるのか。

正解はありませんが、自分の将来像を見据えて、

雇用形態を選択する必要があります。

 

私が地元に戻ってこれた理由

私自身は、エリア社員からグローバル社員に変更して、一時期は首都圏でしにものぐるで働いていました。

そのときが、幸せだったのかと振り返ると、そうでもなかったです。

一人で首都圏で働くには、物価が高すぎて気軽に車も所有できませんし、

遊ぶところは沢山ありますが、お金と時間がなければそこに近づくこともままなりません。

 

そうこうしていると、親の介護が必要になり、戻らざるを得ない状況になってしまいます。

会社に事情を説明し、何とか無理を通してくれて地元に戻ることができました。

 

現在は、不測の事態が起きてもすぐに対応できますし、大変ありがたい職場環境になっています。

会社へお願いすれば、そこまで鬼ではありませんので、自分が納得する話をして結果良かったと思います。

 

もし地元に帰れない事態となれば会社を辞めざるを得ない状況でした。

自分だけでなく、家族や親戚、仲間との交流を大切にするのならば、

納得行くまで話し合う必要がありそうですね。

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