コラム

「30・40代」が真剣に考える【介護問題】と解決手段

 

こんにちは、masuです。

人生のイベントは、学校・就職・結婚・出産と色々とあるかと思いますが、

自分のイベントの他に、自分と関わる家族のイベントも同時に進行しています。

なかでも介護の課題は意外と先送りしがちで、そのタイミングになったとき、何の知識もなく手探り状態がに陥ってしまうこともよくある話です。

「8050」問題をご存知でしょうか?

定義としては「引きこもり」の50世代が親の80世代の面倒を見る際に苦労する懸念事項です。

これは、「引きこもり」を定義として分析されていますが、「引きこもり」に限った話ではありません。

 

普通に仕事をしていても、親世代のお世話は避けられない当たり前のイベントです。

 

いつの時代にも同じような課題はあったとは思いますが、

独身家庭が増加する、少子高齢化が進む中で問題は顕著になってきます。

課題となりうる可能性に向けて準備しておくことは、文字通り、用意周到が大切です。

この記事では、30~40代のご自身や、または独身で親と同居しているのでいつかは考えなければならない介護問題に、

今段階で準備できる方法をご紹介いたします。参考になれば幸いです。

 

地域包括支援センターに相談する

 

介護難民を撲滅するため、国の施策として地方自治体の「地域包括支援センター」が機能しています。

この「地域包括支援センター」は、社会福祉、高齢者、障害者、ボランティアなど

介護やサポート部門においてほぼ全てに精通しています。

まずは、こちらに相談するのが一番手厚くフォローしてもらえます。

 

私自身も何度もお世話になり、補助器具の業者仲介や介護認定の手続き、復帰サポートプランまで、全ての介護手続きを一括で管理いただき、本当にありがたいと感じました。

職員の方も、看護師OBや福祉施設のプロが応対してくれますので、的確なアドバイスがもらえます。

特に助かる内容としては、

・介護認定の手続き

・介護補助器具の仲介

・定期的な訪問による状態確認

この3つを助けてもらえるだけでも、介護負担はかなり軽減されます。

 

保険加入を検討する

 

親の介護に備え「親介護保険」に加入することで、いざ介護状態になった際に、

必要な器具を購入するための費用を保険で準備することができます。

普通の「介護保険」「親介護保険」の違いは、

自分が介護状態になった時に保険が適用されるか、親が介護状態になったときに保険が適用されるか?の違いがあります。親介護保険は、自分自身の介護保険もオプションでつけることも可能な場合もあり、ご自身・ご両親ともに適用できる保険もありますので無駄にならないような掛け方も可能です。

保険はいざという時に効果が発揮されるもので、形になるものもないので、そのありがたさを実感しにくいですが、急に訪れてしまうかもしれない介護問題に備えるのは、遅いことは全くありません。

医療・介護・相続そしてお墓の相談までも広範囲でできる窓口があります。

一度相談してみてはいかがでしょうか?



おわりに

介護問題は誰にも訪れ、ひと昔前は女性が親世代の面倒を見るのがなんとなくのイメージでしたが、

現在日本の独身率は、男性で23%、女性で13%とひと昔の常識は通用しません。

特に男性の23%はこれからも増え続けことは目に見えています。

男手で介護のきめ細かいサポートするのは結構ハードルが高く、最悪の場合は職を離れる覚悟まで考えなければなりません。

 

自身と親が安心して暮らせるためには、まずは「地域包括支援センター」に相談するのが一段階目のステップです。

今は何もなくても、これからの金銭的な準備をするために、保険の検討も必要ですし、親戚や近隣とのお付き合いも大切になってきます。

介護難民とならないよう、今からの備えは非常に大切ですね。

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