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「天使の囀り」貴志祐介著

〈ネタばれはありませんが、一部ストーリーには触れております〉

「天使の囀り」貴志祐介著

物語はメールの手記から始まり、ただならぬ雰囲気にこころを掴まれます

舞台が日本に戻ってからも徐々に日常が崩れていき、狂気に支配されていく様子は背筋に悪寒が走り、終盤にかけても一気に加速していきます。快楽と狂気に落ちていく表現も素晴らしく、イメージに焼き付きます。

一見突飛な話にも見えて、具体的な考察を加えてことで現実にも起こり得るかのような納得感になりました。しばらくはウニョウニョ系がダメです・・・

グロい表現もあるので、苦手な方は心した方が良さそうです。ホラー好きの方には本当にオススメの一冊です。読み返すには多少の体力が必要そうですが、期間を置いて夏にまた読みたいですね。

 

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