『ケーキの切れない非行少年たち』宮口 幸治 著
40万部を超えるベストセラーで、発達障害・知的障害をケースと経験をまじ得て丁寧に解説してます。非行におよぶその原因と根本の追求は、教えられて初めて気づく分析の数々に、現在の教育現場のあり方を考えさせられます。
『第6章 褒める教育だけでは問題は解決しない』で「褒めて伸びるタイプ」は自分だけの都合のよい解釈で、きちんとしたトレーニングをすることで良い方向の向かうこと。そして救われる教育が確実にあることに、希望の光と教育現場への資金投入が必要と感じます。
ここからは少し自身の話、
幸い私自信は、普通に(何が普通かの定義は難しいですが)会社員として生活しキチンと納税をしております。
学生時も人並みに勉強し就職してますが、本書を読み今振り返るとぞわぞわします。いくつかの例として、
・単純な計算が苦手、時間を掛ければできるがかなりてこずる
・暴言や態度で友達を傷つける
・電話が苦手1分で限界、用件のみでコニュミケーションが希薄
もしかしたらと思いネットに転がるIQテストを難問かやってみました。いずれも平均以下・・空間把握、計算能力が苦手のようです。ここまで大きな事件はありませんでしたが、冷静に思い返すと危うい場面も多々でした。
本書を読めば誰でも多少の経験があるのではないでしょうか?
大人になって日々追われる仕事の中で、自分を冷静に分析するのは難しいですね。折角インフラが整っている時代に生きていますので、色々な情報をあつめて、自分の確認作業をやっていく必要がありそうです。
まとめ
本書に出会えて本当によかったと思います。日常生活の中で引っ掛かる場面を冷静に分析することで、精神衛生上の健康的な生活が送れるといいですね。1日5分でできるトレーニングも良い機会ですのやってみたいと思います。軽い運動やストレス発散法、安定できる物・事・場所、緊急事態の解決メソッドなど日頃の準備も必要ありそうですね。皆さんはどのような感想でしたか?