現場監督のお仕事

新入社員の【現場監督】でも「風格・威厳」をだす方法

 

現場監督にとって、威厳を保つことや風格を出すことはとても大切なことです。

現場の管理責任者ですので職人さんに指示を出したり交渉したり、

またはお客様にも安心感や信頼感を感じさせ、スムーズな現場運営を遂行する。

現場監督にとって、ある程度の風格をもつことはそれだけでプラスに働きます。

しかし、入社してすぐは知識も経験もありません。

長い年月をかけ経験を積み一人前になって、やっと威厳がにじみ出てくるのが一般的なイメージです。

 

・一体どれくらいの経験を積めば、そんな頼られる存在になるのか?

・先輩のようなできる現場監督を目指すには

 

個人差もあるとは思いますが、考え方テクニック次第では、

入社一年目でも十分に存在感を出すことができます。

業界10 年以上の私が考える風格・威厳の保ち方をご紹介したいと思います。

 

新入社員の現場監督でも風格・威厳をだす方法

 

公的資格をとる

 

勉強するハードルはありますが、簡単にハクをつけるには公的資格を取得するのが間違いない手段です。

・二級建築士

・二級建築施工管理技士

建築系の学校を卒業していれば、受験資格を満たしているはずですので、

エントリーして、早目に取得してしまいましょう。

二級の資格が取れたら次は一級のチェレンジです。

合格できたら、名刺にバッチリと印刷してもらいましょう。

名刺を出すだけで、相手には好印象ですし一発で専門家たる印象を植え付けます。

実際には資格がなくても建築の専門家なんですけどね。

 

公的資格は、お客様にも好印象を与えそれだけで安心感を与えることができます。

逆に資格を取得していないと、ただの社員としかみてもらえません。

公的資格はある意味、業界で働くための通行手形のようなものですので、

持っていてやっとスタートラインに立てた感じです。

二級の資格であれば、難易度もそれほど高くなく、いずれは一級の資格をとることになるのですから、

条件を満たしていればいきなり一級へチャレンジしても問題ないと思います。

 

職場でも無資格で経験長い社員もいますが、やはり仕事の与えられ方、昇格のスピード、

そして給与面でも、差が出てくるのは歴然です。

持っていて損はなし!一度キツイ思いをしてとってしまえば一生もの。

間違いなく自分への自信にもつながりますし、さらなるプロの高みへと気持ちもあげてくれます。

 

焦って物事を進めない

 

意外と新人の現場監督に多い傾向です。

トラブルや依頼毎が溜まってくると、周りが見えなくなってパニックに陥ります。

ですが、そんな時こそ落ち着きが大切です。焦ったって物事は解決しません。

むしろ、判断を急ぎすぎてマイナス面に働くこともあります。

○○現場のご近隣からクレームが出てます
フンっ!俺が行くまで待っていろ!全て受け止めてやる!

 

脳内でアベンジャーズのテーマでも流しながら向かってやりましょう!

どの道、起きてしまったものはしょうがありません。

焦らず、毅然と丁重に対応することで、自分への自信と周りからの威厳もUPします!

 

クレーム処理は気分も落ち気力も削がれますが、逆に自分のポイントUPチャンスくらいの心構えで臨んだ方が、

心身ともに健全でいられます。結果、風格も尊厳も備わってきます。

 

真摯に迅速に対応する

 

入社1年目でも、10年目でもあなたは会社の代表です。

いくら自分に知識・経験がなくても会社の代表として対応しなければなりませんが、大丈夫です、恐ることはありません。

対応次第でこちら側が有利になるポジションの取り方はあります。でもマウントを無理やりとるやり方はNGです。

現場に行けば、自分のお父さんよりも年上の職人さんを相手にすることもしばしば。

相手からしたら子供より年下の若造に指示されるのですから、ナメてかかられるのも十分に理解できます。

「こいつ何にもわかってねーな」

「大学で知識だけつけて現場をわかってない」

こういうふうに思われても仕方ないです。

ですが、気にすることは全くありません。

分からなければすぐ調べる。誰かに聞く。逆に職人さんに教えを乞う

真剣さが伝われば、相手も嫌な気にはなりません。

・自分の言ったことを真面目に解決しようとしてくれる

・すぐに答えを持ってきてくれるので何でも相談しやすい

そんな対応をしていると、職人さんからの見る目もだんだんと変わってきます。

それは、新入社員でも中堅社員でも変わりません。

真摯・迅速な対応が結果、その人に与える風格や威厳にも反映してきます。

先のばししてもいいことは何一つありません。

 

終わりに

・資格

・焦らないこと

・対応面

大きくはこの3つを気にしていれば、自然と風格も形成できてくると信じてますし、実際にやってみると効果はあります。

明日はあの現場だから気が進まない、クレームがきた時の気持ちの落ち込みは一旦横に置いておいて、まずは自分ができる最良の方法をじっくりと考え、あとは毅然に迅速に、そして「素直さ」を持ち合わせると最高です。

現場監督に着きたての頃は不安が一杯で夢にまででてくることもしばしばですが、

自分の健康を壊さない程度に、正しい対応で自分のポジション形成をやっていきましょう!

 

では、私はこれからお客様に進捗の連絡を入れて今日の仕事はおしまいです。

お疲れさまでした。

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