現場監督のお仕事

現場監督のお悩み解決「残業について」

こんにちは、masuです。

現場監督の仕事をしていると、こんな相談をよくされます。

朝も早く残業が多い、休日は疲れをとるのに精いっぱいで、

気力・体力ともに限界です。どうしたらいいですか?

 

現場監督の業務に就くと誰でも感じて、そして一番多い悩みかもしれません。

現場監督は現場運営の指揮をとる立場なので、職人さんが終わったあとの点検や、

次の業務の段取りなど、作業後の仕事もかなり多く、よって残業が多くなる傾向は昔から変わりません。

 

これが現在新入社員で入ってきた方には、自分の時間が確保できず最終的には職を離れるケースもよくあります。

新入社員の立場であれば、何も知識が無いのは当然で勉強の為、自分の時間を犠牲にすることもあるかと思います。

ですが、ある程度業務に慣れてきた3~5年は毎日ハードな業務についていけずリタイアするケースも多いと思います。

 

では、どのようにこの悩みを解消したら良いのか?

答えは、ある程度の手の抜き方を覚えることです。

 

100%の力で永遠に走り続けることは誰でも不可能です。

少しの余裕(できれば50%の余裕)を持ちながら日々の業務にあたることで、心身的にも楽になり、

次のキツイ仕事が回ってきてもこなすことが可能です。

 

理屈では分かっていても、実際にどうすれば良いのか?具体的な方法をいくつかご紹介致します。

 

メールは極力対応しない、もしくは最低限の返信で終わらせる

会社からのメールに100%の力で応答してませんか?

人事的な内容、業務連絡、日程調整、等々

 

メールは連絡手段のひとつでしかなく、すべて全力で丁寧に応えているとそれだけで時間がありません。

〇〇日〇時から会議を開催致します。⇒ 返信)了解しました。

 

これでOKです。「連絡ありがとうございます」や「よろしくお願いいたします」も極力省力します。

元々相手の表情が見えないメールですので、お礼は会った際に行えばより効果的ですし、

長文のメールを返信しても、忙しい人であれば基本見ません。

 

3行以上の改行がない文章の場合、読み飛ばされると思っても間違いではないです。

メール作業から解放されるだけでも、ストレスのかかり方がかなり軽減されますので、

省メール作業を一度見直しては如何でしょうか?

 

 

昼寝をする時間を設ける

昼食後は誰でも眠くなります。現場監督は各現場に車で移動する場合も多いので、

1人で昼食をとる機会も多いと思います。

はい。昼寝チャンスです。

10分でも20分でも仮眠をとれば、午後の仕事にもスッキリ取り組むことができます。

逆に無理して仕事すれば、生産性にも影響しますので昼食後の昼寝はできるだけとった方が良いです。

 

残業は極力しない、さっさと帰る

現場監督の仕事は無限にあるといってもいいくらいです。

段取り・予算管理・顧客管理・安全管理etc

昔から、建設現場の仕事は残業がつきものと考えられています。

 

私自身も昔は、日をまたいでの仕事も日常茶飯事でした。

今となっては、非常に愚かなことだったと思っています。

この価値観や仕事の仕方は、はっきり言って間違っています。

 

先輩や上司に気が遅くまで残っているのに便乗して自分も残業をしているなんてことは、

最終的には自分の人生にとってすごくマイナスな要因です。

 

今日の目標のタスクが完了したらパッと帰る!

周りのことは一切気にせず帰りましょう。

最初のうちは、仕事のしない奴だと目をつけられるかもしれませんが、

それも1ヶ月もすれば、早く帰る人なのだと定着します。

 

そうなればこっちのものです。やることはやって早く帰り、自宅では自己研鑽の時間を作りましょう。

若いうちは仕事に没頭しがちですが、歳を重ねるにつれて、子供の期間や親の介護の時間、

そして自分の体力の低下も見据えると、今から生産性の高い仕事を考えながら進める訓練をすることは、

人生を豊かに過ごすための過程では必要となってきます。

 

まとめ

昔からの習慣が抜けない現場監督は、何かと遅くまで仕事をしがちです。

ですが、今の価値観とはかけ離れていることですので、生産性の高い仕事をすることが、現代では求められています。

 

自分の時間がなかなか確保できない現場監督の皆さん、今やっていることの仕事の内容を今一度見直す必要もあるかもしれませんね。

先日私は長時間の会議を「時間がオーバーしてますので、次の業務をします」

と言い。退出して、しこたま怒られました・・・

 

怒られて当然なのですが、それぐらい時間は大切ですし議論の進まない会議ほど無駄なことはありません。

オススメしない方法でしたが、それくらいの強行的な手段でないと、業界全体は変わって行きません。

輪を乱した反省を(軽く)しつつ、また今日も生産性の高い仕事を追求していきたいですね。

 

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