現場監督のお仕事

【現場監督】が『パワハラ』を受けた場合の対処法【これで解決します】

 

建設業は昔ながらの気性の荒い人も多く、

言葉がきついまま上司・役職になっている人も結構多いです。

私はこの業界に20年以上勤めており、若手時期は相当怒られたものです。

ひと昔はパワハラというものがそこまで定義されていなかったので、甘んじて受け入れたいました。

 

大抵のことは、分からないことや間違った判断に指導が入るのですが、

その怒られ方が、理不尽だったり、人格を否定するものだったり。

今でもあの頃の思い出は、トラウマになったり、根に持っています。

パワハラはそのくらいのインパクトがありますし、

あの頃の上司と同年代となった今は、あの頃の上司がいかにダメだったか実感しています。

 

よくあるパワハラの具体的言動は

・お前もう帰れよ

・こんなことも分からないのか?大学で何を習ってきた

・工事看板で頭を殴られる

・現場で会っても無視

私についた上司は教科どおりのパワハラ具合でした。今思い返してみると古典的な人格に笑えてきます。

ですが、入社当時は右も左もわからない状態。鬼教官の言うことは絶対だと思ってました。

 

ちなみに私の同期はこれが原因で辞めてます。

そして現在は8人入社中、私を含めて2人だけです。

 

当時から理不尽なことは相当抵抗感があったので、

どうにかして現状を打破できないかと思案したものです。

 

思い悩んだ挙句、当時できる最大の抵抗は、

当日朝、工務服ではなく、スーツを着て上司のさらに上司、統括の責任者に

「あの人に理不尽に怒られている」直談判をしました。

 

まあまあと窘められて、その場は冷静になれと諭されました。

ですが、これが効果的面、翌日からは気持ち悪いくらいその上司は優しくなってました。

まぁ、この上司も最終的にはリストラされてます。

 

ここから先の話はでは、武勇伝を語るつもりは全くありません。

あの頃の私がもっと解決の知識があれば、スマートに解決できたかもしれません。

あの頃の私のように苦汁を味わっている方、パワハラを受けている方の救いになればと思います。

 

我慢することは1ミリもありません。

 

自分が納得する形で、いい仕事、いい経験を積むには余計な邪魔はさっさと解決しましょう。

以下具体的内容をまとめてみました。

 

【現場監督】が『パワハラ』を受けた場合の対処法【これで解決します】

 

パワハラの内容をメモする

防衛的な手段の中で、確実にできることです。

嫌な思いを思い出してメモするのは、本当につらいですが、

どうしても我慢できない場合や、訴えに行動を移す場合、その証拠として重要なものになります。

日時・具体的発言・加害行動・身体的苦痛や変調

できるだけ詳細に、客観的的にメモしておきましょう。

 

ICレコーダーで録音しておく

録音も証拠を残す手段としては有効です。

今はレコーダーのアプリもありますので、わざわざ購入しなくても無料でダウンロードできます。

携帯の容量をムカつくことに割いてしまうのは、本当に腹が立ちますが、

いざとなったら重要な証拠となります。

必殺の武器を手に入れたと思えば、録音データは心強い味方になります。

 

同僚にも手伝ってもらえることはないか相談する

パワハラが蔓延している職場であれば、パワハラを受けているのはおそらく自分だけではありません。

同じ境遇の同僚や先輩に相談してみましょう。

ただし、傷の舐め合いだけで終わるのは事態が好転しませんので、

具体的な対策を相談しましょう。

 

人事、組合、外部機関に相談する

会社人事に相談するのも手っ取りばやい解決策のひとつです。

人事は職場環境を改善する職務もありますので、見過ごすことはできません。

ただし、やる気のない人事や総務など兼務している職場であれば、後回しにされることも考えられるので見極めが大切です。

 

労働組合がある職場であれば相談してみるのもアリです。

組合は完全に従業員の味方です。必ずアクションを起こしてくれます。

 

最終的な手段でとっておきたい所ですが、職場で声をあげても解決しない場合は外部機関に相談しましょう。

相談窓口としては、総合労働相談(厚生労働省)などがあります。

 

本人に直接反論する

人間関係、職場関係が崩壊するのであまりオススメしませんが、

我慢ができず直接本人に訴えたい場合は、感情に任せず、ロジックをもった言葉を用意しておきましょう。

意外とジャブ的な反論の言葉を考えるのは楽しいものですよ。

復讐のアサシン気分で相手に刺さる言葉を用意しましょう。

 

「大学で何を習ってきたんだ」

→「 すみません、勉強不足です」

 

「もう帰れよ」

→「はい、この書類を終えたら今日は帰ります。」

 

「(工事看板で頭を)バンっ」

→「痛いですね。どうゆうつもりですか?」

→「手は出さないでもらえますか?」

 

「だらしのないやつだ」

→「はぁ。そうですか…気をつけます」

 

怒りマックスでもジャブ程度に少しだけ反論することが大切です

火に油を注いでやりましょう。相手から致命的な言動を引き出せばそれでOKです。

黙って受け入れるのが一番良くありません。

仕事の内容でも、人格まで否定するようなことは全くありませんので、反撃の機会を着々と準備しましょう。

 

どうしても事態が解決できない場合は

どうしても事態が解決しない場合は、すっぱりと辞めましょう。

例えば、

・人事に相談して事態の改善が3カ月以上変わらなかった場合

・一時的には解決されたが、また同じことが繰り返される場合

 

自分のなかで期限を決めて見切りをつければ、ズルズルと行かなくて済みます。

自分に合わない職場に我慢して居続けるのは、メンタル的にも健康的でありませんし、

人生にとって大きな損失です。

今は、終身雇用も約束されているわけではありません。キャリア形成も転職からで十分に可能です。

 

退職する場合の注意点

自己都合の退職と、訴えが通っての退職では全く意味が変わってきます。

そこで活躍するのが日頃の蓄積してきた、

メモやICレコーダーです。

ここぞとばかりに叩きつけてやりましょう!

あなたの我慢してきた苦痛はここで解放され、あなたを救ってくれます。

 


絶対にやってはいけないこと

SNSなどでパワハラの現状を会社を匂わす形でつぶやく

意外とというか、何の気なしにつぶやいた情報は必ずと言っていいほどバレます。

内容が過激なほど情報も拾われやすいです。いざ訴えを出しても逆に反撃される可能性も十分に考えられます。

 

まとめ

パワハラは今も昔も、そしてこれからもあり続けます。

少し変な話ですが、パワハラという言葉が定義された以上、存在がなくなることは永遠にありません。

パワハラを認識しつつ正しく対処するのが一番賢い選択です。

 

自分を冷静に観察して、間違っていることは素直に認め、理不尽なものは自分の人生から排除する。

排除できなければ環境をかえるのが早い手立てです。

我慢して時間を浪費するのか?行動して環境をよくするのか?答えは明白ですね。

少し上からの内容もあったかもですが、同じ境遇の方の解決に繋がれば嬉しいです。

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