現場監督のお仕事

現場監督が5ヶ月間「リモートワーク」をやってみた結果

 

多くの業界でリモートワークが推奨されていますが、

建設業界でのリモートワークは結構ハードルが高いと思います。

可能な部分は出来る限りリモートで行おうとした結果、

できたこと、できなかったこと、をまとめてみました。ご参考になれば幸いです。

 

状況の整理

・コロナウィルスにより、4月からリモートワークを会社から推進

・リモート用に会社からノートPC・iPad貸与

・着工現場は新築住宅6棟掛け持ち

現場・工程・原価・お客様の一括管理で、住宅6棟の掛け持ちは結構ハードな部類です。

 

リモートでできる仕事

・メール処理

・工程作成

・勤怠管理

・発注処理

・会議

メール処理は難なくこなせます。現場監督は事務処理の量も結構ありますが、

これもリモートワーク(在宅勤務)で問題なくこなせます。

勤怠管理も基本PC入力でしたので、問題ありません。

 

取引先との連絡や発注業務もITかが進み、ほぼほぼPC上で完結できます。

リモートワークを進める上では、今のところ重大な問題はありません。

 

むしろ今まで事務所でしていた業務は、自宅でも可能だと感じました。

会社の環境にもよると思いますが、ITがある程度進んでいる会社であれば、十分に可能な範囲だと思います。

 

リモートで出来ない仕事

・公的書類(道路使用など)の作成・押印

・紙請求書の押印

・お客様との対面対応

つくづくハンコ文化はダメだと思いました。

ハンコひとつ押すのに会社に行かなければならず、請求書の締め日などは、どうしても時間をつくらなくてはなりません。

また役所への公的書類も基本紙ベースなので、こちらも会社で書類を作成し、会社押印書類を持って向かいます。

周りがリモートワークになっているので、閲覧スピードも遅く、

かえって時間がかかることもしばしば。大きな弊害はこの辺りでしょう。

5ヶ月間のリモートワークを経て、

今後有効な方法をハード面・ソフト面から上げていきます。

 

現場監督が5ヶ月間リモートワークをやってみて

 

会社には極力行かない計画をたてる

リモートワークですので、極力会社へは行かない行動計画を考えます。

朝は現場直行、夕方も直帰の計画をたてることで、

時間の使い方や現場を回るルートを計画立てるようになります。

 

メールチェックや資材発注、工程連絡などは全て外出先でできますので、

移動の合間や、昼食後の車内なのでパパッと済ませてしまいましょう。

 

わざわざ最終的に会社へ戻ることは考えなくても良いので、

現場での確認業務にも時間を掛けることができます。

 

会議は完全にWeb会議に移行する

まずは会議をする理由を明確にする事が大切です。

会議はあくまでも協議をする時間でメインで連絡事項であればメールで十分です。

協議がなければそれは会議ではありません。報告会です。

 

工程の全体すり合わせなどどうしても必要な場合は、

リモートでの招集が、個人・組織にとってもても有効な手段となります。

Web会議の主なサービスは

などが主流サービスです。なかでもおすすめはzoomですね。

 

zoomがオススメなポイント

・1対1は時間無制限、3人以上だと40分までは無料

・「ホワイトボード」など機能も充実している

・録画(有料)も可能

・チャット機能が使える

40分までは無料なので、この際、会議は30分制限で進行すれば時間短縮にもなります。 

せっかく会議をするのであれば生産性を高く勧めたいですね

会議の内容も重要です。

協議テーマをその場で出すのではなく、あらかじめ連絡した内容を、

会議では意見・協議するだけを徹底する。方向性が決まれば解散でいいと思います。

リモートに移行してからは、1時間の会議も長く感じてしまいます。

 

直行直帰で自分の時間が確保できるようになった

リモートワークに移行すると、単純に業務の時間が短縮されます。

残業代を当てにしていた人には給料削減に繋がり痛い所ですが、

これは良い方向と捉えれば、自己投資の時間が増えます。

・読書

・資格試験勉強

・家族との時間

・運動する時間

会社に依存しすぎていて、自分の趣味や勉強時間がとれなかった方は、

今回の転機をスタートに色々なことにチャレンジするのもありですね。

私自身も、このサイトを立ち上げたり、筋トレで健康的な体に近付いたり

いいことばかりです。

今までいかに無駄な時間を過ごしてきたかと実感しますので、

もう通常の会社勤務に戻るのも、それはそれで結構イヤだったりします。

 

マイク付きイヤホンを購入しよう!

Web会議でも、自宅で集中して作業する時でも、雑音をシャットアウトすることで

集中力が増します。

TVをつけながらラジオを聴きながらは、やりたい所ですがそこは我慢が必要です。

外部からの雑音を消すには、イヤホンを購入すると会議の音声もクリアに聞こえ作業性が増します。

日常使いのスマホにも使用できますので、この際購入してみてはいかがでしょうか?

 

Ankerが作ったノイズキャンセルイヤホン、最大28時間の再生可能時間があり長時間の作業にも重宝します。

 

区切りがつかずダラダラしがち

在宅勤務の最大の弱点は、誘惑が多いことです。

ついついお菓子を食べながら、ジュースを飲みながら、ダラダラしがちなことが予想されます。

しっかりと時間を決めて業務に集中すること、

終わった後の楽しみを考えておくことで、誘惑から距離をおくことができます

・この資料を完成したら、YouTubeを一本みても良い

・1時間作業ができたら、コーヒーで休憩をいれる

・今日の作業が完了したら、漫画を読んでも良い

緊張と緩和をうまく設定しておくことで、ダラダラ感から脱却しましょう。

 

お客様との打ち合わせはやっぱり現場

リモートワークが進んでも、対面で会わなければならない業務もどうしてもあります。

顧客管理もそのひとつです。

・お客様との現場確認

・祭祀などのイベント

・書類の取り交わし

今のところ省けないものは省けません。

そこは割り切りが必要で、その中でも効率的に省略できることを考えた方が得策です。

・電子データ署名

・メールによる進捗連絡

経費的には掛かる内容ですが、全体的な最適化をするのであれば積極的導入をした方が、良いと思います。

 

まとめ

しばらくはリモートワークが続きそうですね。

通勤ラッシュに巻き込まれる時間の無駄を考えれば、リモートを推進して行くのは

個人・会社にとっても良い方向になると思います。

ちなみの私の作業環境はこんな感じ

もちろん現場を見なければ分からない事も建設現場では多いですが、

その中でも省略できる内容は、この際バッサリと方向転換をする事で、

新しい働き方に順応できるのではないでしょうか?

 

試行錯誤をしながら私自身も業務にあたっております。

今後も有益な情報がありましたらご紹介したいと思います。

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