現場監督のお仕事

現場監督から見た「住宅メーカー選び」建設現場の注目すべきポイント

「現場は会社を写す鏡」なんて言われ方もしますが、現場を見れば大体の会社の実力がわかります。

また住宅展示場は魅せるための作りになっていますので、あまり参考にはなりません。

では、失敗しない住宅選びの為にどこに注目すれば良いのか?

現場視点からポイントをまとめてみました。

ポイント1:現場仮設はキレイに整えてあるか?

良い現場と悪い現場の違いは一目瞭然です。前を通りかかった際こんなポイントで見てはいかがですか?

・現場まわりに仮囲いがしっかり回されていて、入り口にはしっかりとゲートが付けられている

・工事看板、PR垂れ幕が汚れていないか?

・ゴミがきちんと分別されて、散乱していないか?

・玄関までの通路がキレイに確保されているか?

・施工店の車がキレイに駐車されているか?

・前面の道路が泥で汚れていないか?

・玄関まわりが工具や材料であふれていないか?

会社の顔とも言えるPR看板や垂れ幕が汚れている場合、そこまで現場に注力していない証拠です。

自宅の玄関がキレイに保たれている場合、中もおおよそ想像がつきます。現場も同じです。現場の入り口まわりが散乱していれば中も同じです。散乱した現場では良い仕事ができるわけもなく仕上がりにも明らかに影響します。

逆に整理整頓の行き届いた現場は仕上げりもやはりキレイです。自宅を作るようにお客様の住宅を作る職人さんは、常に現場内をキレイに保っています。安心して任せられる要因になりますね。

 

ポイント2:職人さんの仕事態度はどうか?

住宅の仕上がりは大工さんやクロス屋さんなどの個々の力量で大きく変わります。良い職人さんを使っているかの判断材料は以下のポイントです。

・現場内で常にヘルメットを着用している。

・ユニフォームが統一されていて、清潔感がある

・職人さんがかなりの高齢で編成されている

・休憩中、玄関まわりでたむろってタバコを吸っている、大声で談笑している

・アイドリング運転しっぱなし

・ラジオ、音楽を大音量でかけていないか?

現場でのヘルメットは常識の内容です。ヘルメットも被らず足場に登っている場合は、その時点で選定から外しても良いくらいです。

今は現場も高齢化が進み、若手の職人さんはかなり少ないです。その中でも若手(30〜40代)が元気に働いている現場は、それだけで会社の発展性が見込めます。

場内禁煙は現場の常識です。敷地内でたむろってプカプカしてる場合は会社の指示力が低い証です。

ご近隣への配慮も一般常識で絶対お願いしたいポイントですね。爆音でラジオは一発アウトです。

 

ポイント3:現場監督を見かけた場合の判断ポイント

現場監督は現場を仕切る責任者です。現場運営の全権がありますのでキチッとした態度で現場運営をしているか?が判断ポイントです。

・工務服がキレイに保たれているか?Gパン NG

・ヘルメットを被って現場入場しているか

・車内が物であふれている

工務服が汚れている場合、自ら現場清掃や材料搬入などの作業を行なっている場合があります。イコール職人さんの小間使いとなっている可能性が大です。

職人さんを監督する立場で本来の品質確保業務がおろそかになっている可能性もあります。

まとめ

住宅購入の決め手は、金額・立地・プラン・営業マンの信頼、様々あるかと思いますが、現場からの視点は結構抜けがちです。

図面はいくらでもキレイに描けますが、いざ現場となるとガッカリ感があっては困ります。

最後の「引き渡し」まで気分良く進めるには、現場視点の住宅選びも大切にしたいですね。

 

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