建設現場で働く場合、資格取得が必須の項目になります。資格を取得することで業務の幅が広がりますし、対外的にも箔がつきます。資格をとってやっとスタートラインに立てる感じもします。
現場監督にとって取っておくべき資格を難易度も含めてまとめてみたいと思います。
一級建築施工管理技士
重要度:★★★★☆
難易度:★★★☆☆
合格率:学科 42.7% 実地 46.5%
学校に通った場合の費用:350,000円
現場マンであれば避けては通れない資格です。
逆に言えば、これを取ってしまえばある対外的にもほぼ通用します。キャリアアップにも必須の資格です。
合格率は実地まで含めて45%程度ですが、一級建築士の学科免除の流入もあるので決して易しいものではありません。
傾向と対策を含めしっかりと勉強すれば比較的に合格しやすいので是非取得したい資格ですね
「一般教育訓練給付制度」もありますので利用すれば費用削減にもなります。
一級土木施工管理技士
重要度:★★★☆☆
難易度:★★★☆☆
合格率:学科 54.7% 実地 45.3% R元年
学校に通った場合の費用:300,000円
公共工事の受注には企業の総合力も判断されますので従業員のレベル底上げには必要な資格です。
こちらも学科と実地試験がありますので、ある程度の努力が必要です。
一級建築士
重要度:★★★★☆
難易度:★★★★★
合格率:学科 22.8% 実地 12.0% R元年
学校に通った場合の費用:1,650,000円
施工管理では必須ではありませんが、建設業としては最強カードの資格です。
難易度も最上級でかかる費用も相当の覚悟が必要です。
一発合格も難しく、2度3度でようやく合格できる場合もよく聞きます。
足場の組立て等作業主任
重要度:★★★☆☆
難易度:★☆☆☆☆
合格率:ほぼ100%
受講費用:14,000円程度
現場監督は基本、監督の立場ですので直接作業はしませんが、知識としては無駄にはならず勉強になるところも沢山あります。ほぼ100%の合格率ですので、受講すればまず取得できます。
足場の盛り替えを現場で見つけた場合や少し手直しをしようとしても、この資格がなければ手を出すことさえできません。持っていて損はありませんので繁忙期を外して取得してしまいましょう。
石綿作業主任者
重要度:★★★☆☆
難易度:★☆☆☆☆
合格率:ほぼ100%
受講費用:13,000円程度
解体工事の調査で石綿が検出された場合、健康被害の観点からもかなり厳しい規程での解体工事となります。現場監督であれば知識の積み上げと適切な作業確認のため、取得して良い資格です。
まとめ
資格取得はイヤでも現場監督にとってついてまわる内容です。
日頃は忙しく業務をこなしているので勉強する時間も限られ、なかなかの苦行ですが、
一度とってしまえば一生ものです。繁忙期をさけ集中して一気にとった方が効率的ですね。
現在、資格取得に向け勉強されている方、大変お疲れ様です。
今を耐えれば必ず良い結果に結びつきます。
私も次の資格に向け、勉強をスタートしています。ともに頑張りましょう!