現場運営には職人さんとの付き合いが非常に大切になります。
困ったときや無理をお願いする場合でも、日頃の付き合い方次第で、多少のことがらは解決します。
自分の体はひとつですので、全ての事を把握するのはほぼ不可能。
信頼のおける職人さんを育てるのは、現場監督の重要な仕事のひとつとも言えます。
では、どのような付き合い方が職人さんに喜ばれるのか?
誰でもできる内容をまとめてみました。明日からの現場運営に役立てて頂ければ幸いです。
この記事を読んでいただけるとこんな事が得られます。
・スムーズな現場運営ができる
・多少無理なお願いも聞いてもらえる
・ネットワークが広がり、自身の評判も上がる
・職人さんの活性化により、会社からの評価も上がる
職人さんとうまく付き合う「5つの方法」
レスポンスの速い対応をする
現場監督に限ったことではありませんが、素早い対応はそれだけで信頼を積み上げることができます。
相手は困って連絡してくるわけで、不安や心配を取り除くことで安心感と信頼をあげる事ができます。
またこんな場面もありますね。
会議中やお客様対応の場合はすぐに電話に出れません。
用件が残っていれば確実に折り返しやメールなどで対応すれば相手のイライラも和らぎます。
仕事を褒める
職人さんはその仕事に全力を注ぎ工事をしています。プライドも高く、生活のために必死です。
一生懸命仕事をしている姿を素直に褒めてあげれば、信頼関係のアップにつながります。
・○○さんの現場って、いつきても綺麗ですね
・仕事が早いですね。さすがです!私も見習います!
・そう言えば、うちの所長が褒めてましたよ、現場に安心感があるって。
誰も褒められて、嬉しくない人はいません。(中にはとんでもなくひねくれた人もいますが‥)
ただし、出まかせの褒め言葉は相手に伝わります。
言葉は少なくてもいいので、本心で素直に声をかければきっと喜んでくれます。
差し入れを持っていく
小手先の手段かもしれませんが、これが結構効果あります。
10時、15時の一休みを目がけてコーヒーやジュースを届けます。
もちろん会社経費で。
時には一緒に語らい、進捗の確認や現在の状況など親身になって聞き出します。
会話の中で予想だにしなかった事や業者間の繋がり、他社情報など色々と話が入ってきます。
コーヒー程度でそれ以上の情報が手に入るのであれば、コスパも最高です。
コミュニケーションが苦手な方は、物で解決するのもひとつの手段ですね
家族や体調面を気にかける
職人さんも家族があり、一人の人間です。立場は違えども悩みは同じようにあります。
むしろ、体一つでここまで来たのですから、身体的にはそれぞれ故障している箇所も多くみられます。
家族の悩みにも気をかけてあげるとこちらのことを思ってくれていると理解してもらえます。
中にはプライベートを一切しゃべらない方もいますが、無理に詮索する必要はありません。
必要最低限の気遣いで十分に相手に伝わります。
時には厳しい姿も見せる
優しさだけが、全てではありません。
時には厳しさを見せることで威厳を保てます。
現場監督として、責任を任されているわけですから、間違ったことは毅然とした態度を現すことも大切です。
責任を職人さんに押し付けるのではなく、こちらからできる事を提案するのがコツです。
職人さんも好きで工期が間に合わないのではなく、それ相当の理由があります。
解決策を一緒になって相談することで、信頼感も同時に得る事ができます。
まとめ
現場監督は、現場の司令塔となり全体最適を考えることが重要な役割で、
自分が手を動かすのではなく、頭を使う事が大切ですよね。
細かいテクニックはまだまだありそうですが、即効性・効果的なことに力を使うことで、
自分の時間も作れ、トータル的に現場運営がスムーズに行きます。
現場でうまく立ち回れない方は、相手が何をすれば喜ぶのかをなんとなく考えることで、
相手の気持ちに寄り添った、現場運営ができそうです。
明日からの現場に役立てば嬉しいです。ともに頑張りましょう!!