ブラック業種といわれ続けている現場監督ですが、20年以上続けている経験から転職を考えた場合、何が適正なのかまとめてみました。
厚労省発表が2017年に発表したテータによると、新卒就職後3年以内の離職率は、大卒が32.2%、高卒が40.8%でした。
建設業界では大卒が30.5%、高卒が47.7%ということで、高卒に関しては全産業平均の水準を上回る結果となっています。また業会別では9番目となります。引用:厚生労働省HP
現場監督の過酷な現実:過酷な日常
・朝早く夜も遅い、繁忙期は1ヶ月休めないのもざら
・営業的な側面もあり、顧客・営業・設計・施工店の板挟み
・この先、先細りまっしぐらの業界
つらい現状なのは今も昔もかわりません、おそらく今後は高齢化に伴いもっと過酷な状況が待ち受けてるでしょう。
現場監督の過酷な現実:みにつくスキル
・各種対応能力が必要とされるので、コミュ能力が嫌でも身に付く
・一級(二級)建築施工管理技士が勉強次第で所得できる
・幅広い人的ネットワークが形成可能
同じ建設業界で独立を考えている場合、人的ネットワークができていれば比較的可能ですが、昔ながらの縄張り意識、職人独特の扱いの難しさからかなり厳しい世界です。
では、建設業界からの転職を考えた場合どのような選択肢があるのか
建設業界から転職の選択肢
1:同じ建設業界へ転職
2:建設業としての起業独立
3:全く違う業種への転職
4:フリーランスとしての起業
1:同じ建設業界へ転職
ただでさえ人材不足の業界ですので、資格をもっていれば比較的簡単に転職可能です。しかし
そこは同じ建設業界です。業務内容はさほど変わらず同じ苦しみが予想できます。
2:建設業としての起業独立
ある程度の知識・経験・人脈があれば十分可能で、一人親方での起業であればすぐです。規模を大きくしようとする場合、建設業許可取得などかなりハードルが高い部分があり金銭的・会社的リスクも大きいです。
3:全く違う業種への転職
多くの方が建設業はもう嫌だと感じて転職する場合、こちらの選択が視野に入ってくると思いますが、知識・経験もキャリアゼロからの再出発となるのでそれなりの努力が必要となります。
4:フリーランスとしての仕事
3に近いですが、フリーランスで何をするのか?自分のやりたいことが収益につながるのか?見極めと時間がかかりトライアンドエラーの繰り返しが必要です。
投資やアフィリエイト、ブログ運営やスキルに応じた仕事の選択です。基本は失敗の繰り返しですが引き際も簡単でリスク管理も比較的容易
多くの方は自分の今までの経験を活かそうとする場合1を、建設業界に見切りを付けたい場合3を選択すると思います。
転職において何が正解なのか、人それぞれだと思いますが、
オススメは、3:違う業界への転職 4:フリーランスが今の所の最適かなと感じます。
まとめ
すっぱりと会社をやめてフリーランスをするのではなく、
副業として仕事を生産して軌道にのると判断したらやめれば良いのです。
簡単に言いましたが環境を変化させるのは相当の覚悟と不安があると思います。
しかし体調を壊してからでは手遅れです。人生は何度失敗してもやり直しが可能です。少しづつの経験が、より良い結果を築き上げます。
追記
副業の注意点は税金です。必ず自分で納税をすること。副業OKな会社であれば問題ないですが、建設業界で副業OKなんて会社ほぼ聞いたことがありません。これもつらい現状から抜け出せない理由の一つかと思います。