現場監督のお仕事

現場監督のお仕事「携帯電話 地獄」編

現場監督の悩みのひとつに携帯電話があります。

繁忙期には朝から晩までなり続けます。

携帯電話の内容って重要性は高い割に、生産性はかなり低いタスクなんですよね。

相手も必要だからかけてきてる訳ですが、内容的には些細な事柄ばかりです。かと言って無視も出来ず、日常業務の中でもかなりのウエイトとストレスを感じます。

繁忙期には半日で30件の電話もザラです。約8分に一回電話が鳴ります。

はい、頭がおかしくなってきます。3件前の用件が何だったかもう覚えてません

さらには、ここにショートメールも加わります。

一日中鳴っているので、少しの体の動きや、シートベルトの擦れでも携帯が鳴っていると勘違いしてしまします。

もはや病気レベルです。

例えば、

「現場にトラックが到着しましたが、横付けしても大丈夫ですか?」

「材料が見当たらないですがどこにありますか?」

「朝から工事の音がうるさい、なんとかしろ」

「打ち合わせの時間を変更してもらえますか?」

「雨予報に変わりましたが、コンクリート打設の判断をお願いします」

「今後の工程を教えてください」

こんなのが永遠続きます。

職人さんは、10時、12時、15時に休憩をとりますので、その時間帯でさらに集中します。18時の仕事終わりでは、明日の段取りの電話です。こちらがお昼を食べている時の電話は一気にマインドが低下します。

さらにはお客様との電話は、休日も関係ありません。私は休日2時間の映画を見るのも躊躇してしまいます。

では解決策はあるのでしょうか?

職人さんはLINEがやっと使える程度で、基本的には直電しか手段を知りません。

私の出した答えは、単純なものでした。

「出れる時だけ電話に出る」です。

このマインドだけで大夫変わりました。100%対応するのは不可能です、身も心も持ちません。

段取りが多少変わろうが、クレームがこようが、世界がひっくり返る訳ではありませんし、どうしてもであれば個人ではなく会社に連絡が行きます。そこは組織なので会社でもある程度の代理対応してくれます。

ただし、代わりに対応してくれた社員へのお礼は忘れずに入れることが大切ですね。人と人とのやりとりですので円滑な業務生産のためには欠かせないです。

「対応ありがとうございました」この一言で十分です。

これだけコミュニケーションツールが発展してしているのに、

建設現場ではまだまだアナログから抜け出せない現状はしばらく続くでしょうね。

メンタルと体の健康を維持するには、全部請け負わないのが私のルールです。責任リスクを分散して、重要ポイントだけ的確に判断する。ある程度の経験と知識が必要ですが、そんなものに決まりはありません。

若手でも先輩に頼ればいいですし、管理職であれば単純なものは指示出しで最終確認だけ行えばOKです。

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